ロボットによる街角の情報提供の構築とは?

 本研究は、ショッピングモールのような人が行きかう街角の広場や通路において、センサネットワークを用いて街角の状況や場所の使われ方を理解するという街角環境理解技術、 ロボットが環境と調和して移動したり、人々に親和的に話しかけたりするためのインタラクション技術を実現します。 街角を移動して人々と対話するロボットが、環境に調和して様々なサービスを提供できるような「ロボットによる街角の情報環境」を構築します。

研究概要

 ショッピングモールのような人が行きかう街角の広場や通路において、動き回ることのできる「ロボット」は,今後、新しい情報環境を創り出す幅広い役割が期待されます。 物の運搬作業や,見回り・警備などの他に、ユーザに能動的に近づいて、買い物情報を提供する,市場の賑いの創出に一役かうなどの可能性もあります。

しかし,現段階では、ロボットが人の流れを遮る、狭い通路で立ち止まって混雑を引き起こす,など時々外れた行動で環境の調和を乱してしまいます。

 本研究では,このロボットの街角との調和の問題を解決し,ロボットを街角での情報環境として利用可能にすることが目的です。 このために,センサネットワークを用いて街角の状況や場所の使われ方を理解するという(1)街角環境理解技術と, ロボットが人々に親和的に話しかけたりするための(2)街角環境調和型のインタラクション技術を実現します。

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